お土産選びの決定版!?舞鶴発のレトルトカレーまとめて全部食べてみた
舞鶴といえば海軍カレー
というイメージが定着してきている昨今、今では官民一体で舞鶴のカレーを盛り上げる取り組みが数多くあることはすでに皆様ご周知の通りかと思われますが、意外と「舞鶴のカレー」とは何かと問われたらわからない という人も多いのではないかと思います。
金曜日はカレーというご家庭も多いと思いますが、じゃあ選んで舞鶴発のカレーを使うのか? と言われればそういうわけでもなく、大体は大手メーカーの一般商品という場合がほとんどではないでしょうか。
しかし、舞鶴産のカレーというのは結構多く、さまざまなお店で各自衛艦オリジナルのカレーを楽しめるお店があったり、最近では東郷さんのカレールウが舞鶴土産としても大人気だそうです。
ちなみに舞鶴なび編集部も過去に食べていますが、後からふわっとやってくる辛さが病みつきになる逸品です。人気なのも頷けます。
閑話休題。
ここでちょっとした問いかけが投げられまして、実際問題、「舞鶴のカレー、特にレトルトカレーはいろいろあるが、何がおすすめでどれをお土産にするのがいいか?」と尋ねられると、これがなかなか難しい。
地元に住んでいると、逆にこう言ったものを食べる機会って限られているもので、やっぱりこの手の商品というのはあくまでお土産であり、舞鶴住まいの方で実食した人は案外少ないのではないでしょうか。レトルトカレーは基本1箱1人前ですし。
それゆえに何を選べばいいかわからない。地元お土産あるあるだったりするものです。
それなら、我々で全部食してやろうと。かかってこいよ! と。
まぁまぁ、5種類くらいをさ、2〜3日くらいで完食してレビューしちゃうくらいっしょ? いけるいける! と。
そんなことを考えてた時期もありました。
この記事の目次
舞鶴オリジナルのレトルトカレー、どんなのがある?
まずはリサーチだ!
と、いうわけで、まずは舞鶴内にどんなレトルトカレーがあるのかを調査するべく、我々は舞鶴のお土産が集まることでお馴染み、赤れんがSHOPに赴くのでありました。
多いな!
ここに陳列されているのは、主に舞鶴の名産品や名物をふんだんに使用したオリジナルカレーとなっており、各種それぞれ特徴が全く違うとのこと。
ここだけで合計6種類。
まだあるのか(真っ青な顔で)
こちらは舞鶴の各自衛艦オリジナルカレーで、本当に自衛艦ごとのオリジナルレシピを再現したものになっています。
こちらは現在全9種類(2024年6月現在)。
つまり、赤れんがSHOPだけで15種類もの舞鶴発レトルトカレーが販売されていることになります。
え?これ全部食べるって話? そんな話僕したっけ?
う、うおおおおおおおお!(急いでベルマーレさんへダッシュする編集長をテキストで表現した結果)
その後、さらに4種類増えました。
流石にこの量になると、1人で全部食べ切るには時間がかかりすぎるし、最短狙っても毎日3食カレーを1週間弱とかちょっと夢に出てきそうだし、背負いきれないな…。
と、いうわけで、暇そうな舞鶴なび編集部メンバー全員集合だ! ってことで緊急招集を行い今回の企画、舞鶴発のレトルトカレーまとめて全部食べるを開催する運びとなったのでした。
舞鶴のレトルトカレー全部買った
そんなわけで、舞鶴なび編集部で確認できた全てのレトルトカレー、全種類買いました(震え声)。
その数合計19種類。総額15,000円。
ちなみにですが、今回のこの企画、案件でもなければスポンサーがついているわけでもない舞鶴なびの完全自腹企画のため、忖度は一切しないぞ! という思いでやっております。編集長の自腹でやってるんだ! そういう覚悟で、我々は舞鶴なびを運営しているんだ! これだけは真実を伝えたかった。
今回の会場
今回のカレーレビュー会にあたり、ブルーベリーバレーまいづるさん、室牛の方々のご厚意にて、舞鶴市は室牛にあるBBQができる程度の川縁の使用許可をいただいております。
え? 野外でするの!? と思われるかもしれませんが、これは過酷な環境の中で日々働いておられる自衛隊の方々への敬意を込め、我々もあえて室外という環境の中で同じ気持ちをあj…すんません、カレーと言えば野外でしょ! みたいなノリでした。
(※大人数でレビューをするため、屋内の場所確保が難しかったんです)
チルってますなぁ。
お米はご厚意で舞鶴のふるさと納税でのみ購入できる「舞鶴米」を特別に使用させていただいております。室牛の皆様ありがとうございました!
舞鶴の米に舞鶴のカレーという最強の布陣となりました。
アウトドア用の羽釜でグツグツと。
ふっくら上手に炊き上がりました。
カレーぐつぐつと。レトルトカレーはお湯に浸しておけば保温もできるので便利ですね。
レビューの基準
今回のレビューにあたり、数が多いことや味の記憶なども考慮し、スピーディにかつペースアップのためにレビュー用専用フォームを作りました。
こちらにブックマークを貼ってもらって、各カレーごと即座にレビューができるようになっています。
採点方法は
・辛さ(★で1辛、☆で0.5辛、最大★★★★★。「★〜★★」まではお子様でもOKなくらいの辛さ)
・対象
・自由コメント
の3点のみ。あえて細かいレビューはせず、各自の感想をベースに組み立てております。
食べたら即時スマホでレビュー。便利な時代になったものです。
送られたレビューは舞鶴なびのWebサーバーに蓄積され、エクセルデータで出力できるようになっているので、集計の手間を大幅に省くことができます。とにかく味に集中し、最小限の労力で情報の共有化を目指すなど、事前準備と効率化は念入りに行いました。
今回のレビュワー紹介
さて、ここからは、こんな無茶な企画に賛同して参加表明をしてくれたイカれた舞鶴なび編集部+サポートメンバーの紹介をするぜ!
バーモントカレーに少量のコーヒーを入れただけで「コクが出てる!」って勘違いできる程度の味覚。
淡々としつつも確実に芯を食う発言が期待される。
賑やかし担当。独特のツッコミは的確に笑いを誘う。27歳を自称しているがサブカルに関しては54歳分の知識
ひたすらマイペースなのに動きが俊敏。イケメン&後輩気質で人たらしの才能がある。
以上、7名でお送りします。
(※自衛艦カレー以降はさくまといたけんが参加できなかったので5名になります)
早速レビューしていこう!
ここに至るまでに本当に言いたいことたくさんあるのですが、Don’t say the 4 or 5の精神でとにかくレビューをしていこうということで。
1品目:まいづる海軍金曜日カレー
辛さ:★★
お土産売り場のカレーブース内でも結構目立つイエローのパッケージ。
具材が大きく、かつ、たくさん入っています。肉じゃがカレーの記載通り甘みが特徴で、辛さはかなり控えめ。お子様でも辛いのが苦手な人でも安心して食べられる家庭的な味わいという感じでした。
肉じゃがも舞鶴発祥ということで、The 舞鶴! という感じのカレーと言えそう。
2品目:舞鶴海軍カレー厳選ビーフ&舞鶴地酒仕込み
辛さ:★★☆
具材が溶け込んでるのがしっかり感じられるほど、じっくり煮込まれているのがわかるカレーです。
「やや辛口」表記ですが、舞鶴なびの編集部的には控えめな部類ではないかなという感じで、甘口と中辛でいえば中辛寄りと言った評価でした。
トマトベースの酸味がはっきりとしていることや、池田酒造さんの地酒によるコクの深さもわかりやすく、リピートしやすい味だと思われます。
3品目:海軍さんのカレー(京都 舞鶴編)
辛さ:★★★★
こちらは万願寺甘とう入りということで、舞鶴発祥の京野菜が嬉しいカレーですね。
味の方は上記2つと比べるとはっきりわかる程度に辛口です。ただ、辛くて食べられない! といったことは決してなく、京野菜ならではの甘さもありながら、それを際立たせる辛さを含むというか、とても複雑な味わいです。辛口の方向けではありますが、辛いの苦手でも甘口より刺激が欲しいという場合は、このカレーから始めてもいいのでは? と思うくらいでした。
4品目:舞鶴連合艦隊カレー(黒にんにく入り)
辛さ:★☆
舞鶴連合艦隊カレー。黒にんにく入りとのこと。
こちらは見た目的にも結構コクのありそうな濃いめの色をしたカレーですが、食べてみると意外とマイルドさを感じたという評価でした。黒にんにくが入っているということで臭いが気になる人もいるかもしれませんが、にんにくのにおいはほぼ感じられず、全てコクの強さに反映されている感じで食べやすく、安心できると思います。
油分が結構多く、コクの強さは感じられるものの、全体的にオーソドックスなカレーで、大人も子供も安心して食べられる一品といった感じでした。
5品目:舞鶴赤煉瓦カレー
辛さ:★
赤れんがパークの象徴? 的な赤いパッケージが特徴のカレーです。
肉じゃがベースで具材が多く、出汁と野菜の旨みが効いた甘口のカレーという感じで非常に万人向けと言った趣。家庭的な味付けでありながらもコクが強め(デミグラスソース感もある?)で、カレーライスだけでなく出汁の効き具合的にカレーうどん、カレー丼としても楽しめそうな万能カレーという評価でした。
今回食べたレトルトカレーの中でも一番甘さを感じたカレーかもしれないです。
6品目:ホルモンカレー(八島丹山)
辛さ:★☆
ホルモンうどんでもお馴染みの八島丹山さんプロデュースのカレー。
ベースは辛口カレーと思われますが、じっくりと煮込まれたホルモンの甘みがこれでもか! というほど出ており、むしろ甘みが際立つカレーと言えるかもしれません。ホルモンの量もなかなか多く食べ応えがあります。
ホルモンがたくさん入っていることから大人向け? と思われそうですが、お子様でも美味しく食べられると思います。
やはりホルモンの老舗によるカレーですので、それぞれの良さを組み合わせたバランスの取れた味となっており、舞鶴ならではのホルモンを楽しみたい、カレーも楽しみたいという一挙両得なカレーとも言えそう。
ここまでのカレー6種は全て赤れんがパーク3号棟1Fの赤れんがSHOPさんにて購入可能です。
7品目:ベルマーレビーフカレー
辛さ:★★★☆〜★★★★★(スパイスで調整)
東舞鶴のホテルとしてはお馴染み、ベルマーレさんのカレーです。
ベースは別途紹介します「自衛艦カレー【あさぎり】」ですが、そこからさらにベルマーレさんのシェフが改良を加えた味となっており、スパイスも別かけで味の調整もできるようになっています。
やはりホテルのカレーということで上品な味わいとなっており、具材も牛肉がゴロゴロ入っているのが特徴。辛さも程よく、大人向けの味ではありますが、しっかりとした辛さと食べ応えを感じることができると思います。
下記参照の通り、チキンカレーもありますが、こちらの方が辛めかな? と。肉が変わっただけ みたいなことは全くなくどちらもかなり違う味ですので食べ比べてみるのも楽しいと思います。
8品目:ベルマーレチキンカレー
辛さ:★★
上記と同様、こちらもホテルベルマーレさんのホテルカレー。
ビーフからチキンに変わっただけ? と思われるかもしれませんが、前述の通り味は全く違います。
こちらはチキンがゴロゴロ入っており、食べ応え、満足感は非常に高いです。ビーフカレーと比べると、こちらの方はチキンの甘みが強いのか、比較的甘口となっています。
ビーフ・チキンともにお肉としての好みもあるかと思いますが、辛口のカレーがお好みの方はビーフカレー、甘口のカレーがお好みの方はチキンカレーみたいな棲み分けもアリなのかな? と思いました。
9品目:松栄館カレー
辛さ:★★☆〜★★★★★(スパイスで調整)
こちらはホテルアマービレさんで購入できる、レストラン「松栄館」によるレトルトカレーです。
明治時代のレシピを再現した、従来のカレーに比べるとサラサラしたルーが特徴的です。
流石に明治時代にどんなカレーがあったのか まではわからないですが、昔の文献をもとに再現したということもあるのか、これまで紹介したカレーとはかなり違いがあります。具材は大きく多めに入っていますが、今どき風の言い方をするならスープカレーに近いかもしれません。
また、専用のスパイスが付属しており、こちらで辛さを調整できるのですが、このスパイスがかなり独特に感じられました。
このスパイスの量で辛さがかなり変わるので、こちらに関しては辛さ評価にバラツキがあります。
10品目:京都舞鶴 GUNKAN CURRY極
辛さ:★★☆
赤れんがパーク5号棟にある、缶詰専門店「CAN BRICK」さんプロデュースのカレー。
こちらはレトルトというより缶詰なのですが、すぐに食べられるという意味では同じなので今回のレビューに参戦。
こちらもスープカレーに近いサラサラ感の強いルーですが、牛肉がたくさん入っておりなかなかに食べ応えがあります。
コクの強いデミグラスソース感のある味わいの中でもトマトの酸味がはっきりしているのが特徴で、缶詰ならではの食感みたいなものが味わえるのではないかと思います。
GUNKAN CURRY極はホテルベルマーレさん、もしくは赤れんがパーク5号棟のCAN BRICKさんにて購入可能です。
11品目:護衛艦みょうこうカレー
辛さ:★★★
ここから各自衛艦の再現レシピとなりますが、まずはみょうこうカレーから。
一口目と二口目の印象が結構違うというのが正直な感想で、一口目はフルーティで甘味が強く感じられるのですが、途中から上乗せで辛さが入ってきて、二口目になるとその辛さが勝って結果として辛口に感じられる みたいな感覚でした。
とは言え、中辛より気持ち甘口寄りくらいの辛さで、辛くて食べられない みたいなことはなさそうです。
12品目:護衛艦ふゆづきカレー
辛さ:★★★★
自衛艦カレーの中では比較的有名なカレーとも言えるのがふゆづきカレーではないかなと思われます。
こちらはみょうこうカレーの逆で、一口目はなかなかの辛口。そしてその後からふわっと甘さがやってくるスパイスが強めのカレーです。
これまで辛口と言っても人によっては甘口に近いとも取れる印象の多いものが多かったですが、ここにきて辛口感の強目のカレーが登場してきました。
とは言え、激辛とか、二口目がきついなどといったことは一切なく、甘みも乗っているので食べやすくもあります。
13品目:多用途支援艦ひうちカレー
辛さ:★★★★
ここに来てやってきたのがキーマベースのひうちカレー。
これまではいわゆる「日本的な」カレーが続いていたので、開封した途端にミンチがドバっと出てきたのは一同ちょっと驚き。
味付けは結構スパイス味が強く、ピリッとくるところではあるものの、チキンの甘みも同時にやってくるので非常に食べやすいという印象でした。
ここまでに相当数のカレーを食べていたということもあり、結構新鮮な感じ。スパイスカレーが好きな人にもオススメ。
14品目:護衛艦ひゅうがカレー
辛さ:★★☆
ぱっと見はありふれたカレーに見えますが…?
一口目でかなり驚きのある味です。いや、カレー食べすぎてるからでは? と思われるかもしれないですが、これまでとはまた違うインパクトで、赤ワインのコクとデミグラスソースのような味わいがいきなりやってきます。「一瞬、ハヤシライス食べてたか?」と思えますが、それでもやっぱり最終的にはカレーだった という印象。
日頃食べているカレーとはまた違う味わいなので、いつものとは違うカレーを体験してみたい方にはちょうどいい一品かも。
15品目:第23航空隊カレー
辛さ:★★☆
写真だと伝えづらいところではありますが、はっきりと色が「濃い」です。
自衛艦ではなく航空隊カレーですが、こちらのカレーもこれまでとはかなり違いがありました。
ひゅうが同様デミグラスベースのような感じで、ひゅうがはワインのコクが前面に出ている感じでしたが、第23航空隊カレーの方はもっとハヤシライスやビーフシチューに近い味わいです。
ひゅうがカレーと第23航空隊カレーはどちらもデミグラスベースで感覚的に似たような感じはしますが、それでも明確に違いがはっきりしているので、食べ比べてみるとまた違う発見がありそう。というかありました(断言)
16品目:護衛艦せんだいカレー
辛さ:★★★★
こちらは日本風カレーというより欧風カレーの印象が強く、スパイスが結構強めで辛さも中辛〜辛口のちょうど中間地点くらいの味わいでした。
全体的に自衛隊カレーは気持ち辛めになっていますね。
スープカレーというほどサラサラではないですが、日本風カレーというほどドロっとはしていない、ちょうどいい感じに中間を行くような、全体的に「バランスがいい」と思えるようなカレーでした。この場合の「バランスがいい」ってどういうニュアンスだと思われそうですが、食べてみてもらえればなんとなく感じてもらえるのでは? と。
17品目:舞鶴基地業務隊カレー
辛さ:★☆
これでもか! というほど具が主張していますね。
自衛隊カレーとしては具が多めの印象です。
しっかりと牛すじの甘さが染み出しているカレーで、写真通り具の大きさからも食べ応えを感じさせてくれます。牛すじも非常に柔らかく、レトルトカレーでここまでする!? という印象。
前述の通り、牛すじの甘さがしっかり溶け込んでいること、そのほかの野菜の味もはっきりと出ていることから全体的に辛さの中にしっかりとした甘さが加わって辛いのが苦手な人でも問題なく食べられそうです。
18品目:護衛艦あさぎりカレー
辛さ:★★★
トマトベースというのがはっきりわかる程度に赤みのかかったルーの色が特徴です。
全体的に酸味が強めで、トマトとウスターソースがなかなかに主張しており、夏場に食べるとより一層美味しく感じられるかも? という評価でした。
こちらをアレンジしたホテルベルマーレさんのオリジナルカレーもありますが、ベースの良さならではの味わいというものがあり、あさぎりカレー、ベルマーレさんのカレーとそれぞれ食べ比べしてみると面白いです。一つのベース味でこんなにも味が変わるものなのかというのが実感できると思います。
19品目:護衛艦あたごカレー
辛さ:★
今回のカレー企画最後を飾るのは、舞鶴では超定番のあたごカレーです。
もしかすると、舞鶴の自衛艦カレーといえばあたごカレーを連想する人が一番多いのでは? という程度には有名だと思いますが、特にこちらは甘口なので、老若問わず食べやすいというのが大きなポイントではないでしょうか。
バターと白桃が入っているとのことで、口当たりが爽やかで甘みが強いのが特徴。自衛艦カレーを紹介したいけど、どれ選べばいいか? となれば、真っ先に選択肢に入るのではないでしょうか。
自衛艦カレーは赤れんがSHOP、または舞鶴の様々なお土産屋さんでも販売されています。
総評として
無事19種類、舞鶴で発見できたレトルトカレー全てを食べ尽くすことができたわけですが、ここで全体の話をば。
まず、どのカレーにおいても「辛すぎて食べられない」ということは全くなかったです。辛さ耐性は人それぞれなので断言できないところもありますが、市販されている固形のカレールーの辛さ基準とは違い、表記上の中辛以降については固形カレールーより1段階甘口になるくらいと考えてもらえればと。
中には、お、辛口だな! と思えるものもありましたが、後から甘みがふわっと来て中和されることがほとんどで辛くてツラいということはなく、どのカレーも万人受けする味付けになっているのではないかという印象でした。いわゆる「激辛」みたいなものはなかったです(味調整用の後入れスパイス付属のものは除く)。
本格的なレトルトカレーといえば大人向けのものが多く、辛口になりがちな印象を持っていたのですが、舞鶴発のレトルトカレーはお子様でも問題なく食べられるものが揃っており、本当にいろんな工夫がされていることを実感しました。
また、19種類どれをとっても似たような味がなかったのもすごいんじゃないかと。
同じベースのカレーはいくつかありましたが、味自体は相当違いがあり、全体を通して食べ飽きるということは一切ありませんでした。
企画的に「大量のカレーを食べて疲弊していく様」みたいなものを期待された方もいるかもしれないですが、どれも味の変化が大きく、常に新鮮な気持ちで食すことができたので、それは本当に良かったなと…。いや、本当に(覚悟はしていた)。
ここでは便宜上「お土産カレー」と「自衛艦カレー(黒パッケージのもの)」で分けて話をさせてもらいますが、前者は誰でも気軽に食べられるように、お土産などの贈答として万人向けながらもはっきり出しているカレーとなっており、後者はできる限り自衛艦カレーの再現レシピにこだわりながら、高級感のある味を追い求めている印象を受けました。
どちらにしても、「レトルトカレー」という枠を越えている味となっており、どれを選んでもおいしいよ! と編集部一同自信を持ってお勧めできるので、あとはもう本当に好みの問題じゃないかなと思います。あえてバラバラに購入して食べ比べしても楽しいです。本当に味全然違いますので!
メンバーの推しカレーを語ろう!
さて、ここからは個人的な好み全開で、我々舞鶴なび編集部のお気に入りを紹介させていただきます。
ちなみに、一番悩みどころだったのがここかもしれないです。みんな即決でこれ! ということができず、色々唸りながら、あえて、ひとつかふたつ選ぶなら というくらい迷った結果を出してもらいました。これみんなの分集計するだけで1週間くらいかかったやんね?
決めきれないので2つってことでいいですかね…?
全て食べたら楽しい編集の時間です
と、いうわけで舞鶴なび編集部が確認できている舞鶴市内で販売されているレトルトカレー19種類、全部食べ切りました。
当初は1日で19種類全部食べ切る予定でしたが、時間的な問題や味覚疲労の問題は避けられず、初日はお土産カレー(10種)、二日目は自衛艦カレー(9種)を食べています。
そして参加メンバーに入力してもらった内容は自動的に
エクセルで編集可能なデータに変換され
さらにそこからテキストデータに変換し(CSVファイルで出力しているのでメモ帳などでも開けます)
ChatGPTさんにお願いして辛さの★平均値を取ったり、総評の雛形をまとめさせました。
それをみんなで共有し、さらに追加意見を反映させながら出力された情報に魂を入れ、ブラッシュアップして現在の記事執筆に至ります。
今回のカレー企画、編集部メンバーやサポーターの賛同と協力、多方面の方のご厚意で実現している企画ということもあり、時間をかけて各種調整や事前準備、スケジュールの確保など行っております。
その集大成として、この舞鶴のレトルトカレー情報が多くの方に届き、自分で食べてみるもよし、お土産としての選択肢としてご一考いただくもよしと、一つの参考になれば幸いでございます。
次は何を全部食べる?
今回の「舞鶴発のレトルトカレー全部食べる」企画、ようやく完遂できてひとまずは安堵しているところなのですが、こう言った体当たり企画っていうのは本当に難しいものだと実感しておりまして、今回の開催にあたり、編集部メンバーのスケジュール調整やレトルトカレー販売店様に企画の趣旨を説明し問題がないかなどの確認、開催場所の選定と許可、機材の準備、レトルトカレーの購入など、準備に2ヶ月ほどかかりました。(主に根回し的な意味で)重労働だなぁ…。
とは言え、企画自体をメンバー全員で楽しめたのはもちろん、レビューを集計して出来上がった原稿にワクワクさを感じたのも事実で、こういう企画も色々織り交ぜながら今後も運営していきたいものだなと気持ちを新たにすることができました。
と、いうわけで、それでは皆様、次回の「全部食べる」企画をお楽しm…