舞鶴で30年!老舗のおそば屋さん「そばや あん」
京都北部と言えば、結構有名な蕎麦処の多い地域ではあるのですが、その多くは大江から兵庫県北部にかけてのルートが有名だと思います。
と、いうのも、昔からあの地域は小麦が育ちづらい地域であったため、代わりに蕎麦を栽培する風習があったからなわけですが、では美味しいお蕎麦を食べるにはそこまでいかなければならないのか(行ってもいいんですが)、と言われれば、決してそう言うわけではありません。
舞鶴にも気軽においしい「地のお蕎麦」が食べられるお店があるんです。
それが今回紹介する「そばや あん」さんです。
この記事の目次
そばや あんはどこにある?
そばや あんは東舞鶴の行永通り(七条大通りから与保呂ヘ向かうルート)にあります。
七条通りを山側へ向かう一本道なので迷うことはありませんが、周辺は住宅街であるため、ちょっと見落としやすいかもしれません。
目印というわけではありませんが、信号のある交差点がすぐそこなので、迷うということはほぼないと思われます。
橙色の暖簾が目印です。
駐車場は店舗向かって左側に小道がありますので、そちらを利用できます(狭いので注意)。
老舗! という感じのする佇まい。
座席数は5組分ほどありますが、現在はコロナ対策で4人だと2席に分けるなど配慮をされていますので、そちらに従いましょう。
お猫様のオブジェが並んでます。
そばや あんのメニューは?
いわゆる「定番」のお蕎麦メニューが並びます。この他にも、店内に季節限定メニューの表示がされていますので、そちらから選んでもOK。
天ぷら蕎麦。山菜と大きな海老天(しかも2尾!)が見た目を彩ります。
天ぷらはオーダー後に揚げるので少し時間がかかりますが、サクサクでとにかく美味。
お蕎麦も平面で喉越しがよく食べやすいです。
さらに、その天ぷらを使った天丼もあります。お蕎麦と丼でボリューミーですが、量も程よくあっさり完食できてしまいます。
そして小鉢も嬉しい。
ざるそば(もしくは冷やし蕎麦類)を注文した場合、こちらとは別に蕎麦湯もいただけます。
舞鶴で30年の老舗!…でもなぜこんなところで?
「でもなぜこんなところで…?」と書くとなかなかに誤解を与えてしまいそうですが、そばや あんの立地は倉梯第二小学校校区で、実はこのエリア、飲食店は2つしかありません(もう一つはトマトアンドオニオン創業店)。商店はなく、つい最近ついにこの校区にセブンイレブンが誕生した! とビッグニュース扱いされる程度には商圏からすごく遠い場所なんですね。
大通りである七条通りに繋がっているとは言え、舞鶴の中でも決して商売に向いているエリアではなく、さらに飲食店というのは余程の理由がないと、なかなか営業したいとは思えないはずなのですが、それには理由がありました。
と、いうのも、ほとんど知られてないと思いますが、このエリアでは地下水が湧いており、昔から住んでいる方の家で井戸水を使われてるということが結構多く、そばや あんさんでも井戸水を利用されています。この水がお蕎麦と相性が非常にいいということが決め手となり、この地に店舗を構えて営業されているというわけです。
お蕎麦といえば蕎麦粉も大事ですが、それを支える「水」も非常に重要なファクターであり、ここで食べられるお蕎麦はまさに「舞鶴の蕎麦」ということになるのではないでしょうか。
また、最近では非常に綺麗に添えられた天ぷらや具材などが映えるとのことで、急に若い方が多く来店されるようになったとのことで、知る人ぞ知るグルメスポットとして注目を集めつつあります。
味はもちろんボリュームも十分なので、近隣の方に愛されているお店というのもすごく伝わってくることでしょう。
最近はコロナ対策などの関係上、営業日や時間が掲載と異なる場合もあるので、営業時間など確認してからの来店をお勧めします。