レトロ自販機の聖地!ドライブインダルマでちょっと一休み
「昭和レトロ」と聞いても若い方には今一つピンと来ないものがあるかもしれませんが、昭和生まれのおじさんにとって「レトロ」というのはなかなかに思い入れのあるものだったりします。
今でも「レトロカメラ」としてフィルムカメラなんかは有名ですし、若い子を中心に流行っていたり、このご時世に新作のフィルムカメラを作ろうという動きまであったりと、昔懐かしのアイテムというのもなかなか捨てたもんじゃないんじゃないかなと。
そんな中でも異彩を放つのが「レトロ自販機」。
特に有名なのが食品を取り扱ったもので、自販機にコインを入れると調理? が始まり、数十秒で今すぐ食べられるご飯が出てくるというシロモノで、近年ではもはや部品が存在しておらず、独自のメンテナンスよって生きながらえているという超レアものです。
今回は、その「食品レトロ自販機」を多く取り揃え、「レトロ自販機の聖地」とまで言われるようになった「ドライブインダルマ」の紹介です。
この記事の目次
ドライブインダルマはどこにある?
ドライブインダルマは舞鶴と宮津の境付近、丸田という地区にあります。
下道で宮津に向かう際に必ず目に留まる場所でもあるため、舞鶴や近隣にお住まいの方で知らない方というのはほとんどいないのではないかと思われます。
入り口に自販機が並んでいるので、ここで用が済んでしまい店内に入ったことがないという方もいるかもしれません。
今回は平日朝早くに来ましたので、車はほとんど停まっていませんが、休日になると満車になることも少なくありません。
この先の道中、特に福知山方面、宮津方面はどちらのルートでも、しばらくお店らしいお店がないので、飲み物が欲しい場合や用を足したい場合はここで一休みすることをお勧めします。
ドライブインダルマの店内の様子は?
店内に入ると、いきなり眼前にレトロ自販機が並んでいるのでびっくりする方も多いようです。どれもちゃんと動きますので、小腹が減っていても大丈夫。
ちなみに、自販機の中の食材は毎日お店の方が手作りで用意し、自販機内にセットしているとのこと(テレビ番組で観ました)。
今でもよく見かけるパックドリンクの自販機から、手作りハンバーガー、懐かしの瓶コーラ、カップヌードル、ラーメンと続きます。
カップラーメンの自販機、パッケージめちゃくちゃ古いので不安になるかもしれないですが、中身はちゃんと最新のものが入っています。
先客の方が買っているのを見かけました。
さらに奥は、きつねうどん、天ぷらうどんと続きます。
その先はレトロなビデオゲーム機。こちらも遊べますが、電源の入っていないゲーム機もある模様。
ゲームコーナーも結構広いです。ちょっと前まではもっとあったのですが、流石に時代の流れでしょうか。少し数が減っています。
スロットやパチンコもあります。こちらはメダルゲーム。
パチンコもスロットも詳しくないのでなんとも言えないですが、おそらく旧機種と思われます。
レトロ自販機でご飯を食べる。
ちょうど朝イチで宮津方面に行く用事があり、その帰りだったのですが、早めの朝ごはんに対して、まだ昼には少し遠い…という時間帯だったことや、せっかくなのでここで腹を満たしてしまおうというわけで、両替機で小銭を作り、いざトライ!
自販機に300円を投入すると、張り紙にあるように27秒で調理されたものが出てくるとのこと。早さをウリにするのはいいと思うけど、そこは30秒でもいいのよ…? と思ったのは内緒。
出てきたのはシンプルなラーメン。盛り付けについては、自販機なので何もいうことは無し。
でもこれどうやって美味しそうに撮ればいいのかほんとわからない…!
味はあっさりめで昔ながらの中華そばベース。
量は少なめ。300円なのでそんなもんです。むしろこのご時世で300円払ってチャーシューともやしとネギまでトッピングされたラーメンを自動で食べられるって体験自体がプライスレスだと思う。
とは言え、流石にちょっと物足りなかったので追加で300円払って、今度はきつねうどん。
シンプルな手作り感が結構好き。
でもこれどうやって美味しそうに撮ればいいのか以下省略。
レトロ自販機目的だけでなく、休憩にもいい場所です
最近は多くのメディアで取り上げられているお店なので、興味のある方や遠方から遊びに来たという方も多いと思われますが、立地的にここから先はお店が少なく、トイレもずいぶん先のコンビニまでお預けになってしまうため、純粋に休憩エリアとして非常にいい場所です。
また、レトロ自販機に目を奪われがちですが、隣にレストランも併設されているので普通の食事もできます。
特に休日は混雑する場所ではありますが、店内に入るのに待たされる、駐車場が満車でどこからも入れない なんてことはほとんどありませんので、長距離運転になりがちなルートであることから旅の中継地点としても活用できます。
とは言え、やはり目玉はレトロ自販機であることも間違いないですので、興味のある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?